2018年9月には、12本の映画を観ました。一番のオススメは、「1987、ある闘いの真実」に決定!
次点は「判決、ふたつの希望」。
2作品とも、熱い政治ドラマで、年間ベストを争うべき傑作でした。

2018年9月に、主に劇場で観た映画に関する感想などを書き留めておきます。
新しい作品を観るごとに、また何か思いついたたびに随時追加更新していきます。
ネタバレはしないように努めていますが、場合によってはその限りでないのでご注意ください。

2018年09月30日 クワイエット・プレイス

絶対に音を立ててはいけないシチュエーションはサスペンス映画につきものだけど、本作ではそれが全編にわたって続く。その上で工夫に満ちた最悪オブ・ザ最悪な状況の連続で緊張が途切れることがない。

詳しい説明は控えるが、ラストカットは最高!喝采してしまった!
低予算B級映画はまだまだ工夫次第でとんでもなく面白いものになるもんだ。

ちなみここでいう「低予算」って、20億円ぐらいの意味です。

そうです、20億円って、「カメラを止めるな」66本分ぐらいです。ぜひ、上田監督に「低予算」映画を作らせてください。お願いします。

2018年09月29日 クレイジー・リッチ

恋した相手は大富豪の跡取り息子だった!というありがちなラブコメを見事にアップデート。熱量の高さに圧倒される傑作!
出てくる料理がみんなうまそう!結論、今夜は中華だ!!

2018年09月24日 SUNNY 強い気持ち・強い愛

「プーさん…」に続いて”大人のためのおとぎ話“を観てしまった。作品としての評価は別に、個人的に、、、そろそろ人生をリブートしたいな、という想いにかられる今日この頃。このような映画はある意味、甘い毒であろう。

これも個人的な話。90年代邦楽はさっぱりな方なのだが、さすがにヒット曲だらけで、懐かしい気持ちになった。音楽的には韓国版「サニー 永遠の仲間たち」の方がど真ん中なんだけどね(80年代洋楽)。

韓国オリジナル版を観た人はみな思うところでしょうが、なぜ『SUNNY』というグループ名をつけたのか?ここが弱い。映画的にもうちょっとやりようがあったのでは?と、思うのです。

韓国オリジナル版は少女達の時間と、社会情勢の大変革期が交差する瞬間を、あの民主化デモに集約させて超名シーンを生んだ。日本版ではコギャルブームというところにその交差点を持ってきたんだろうね。

ただ、それはちょっと表面的な理解で終わってないかなぁ、
というのが率直なところ。

と、なんとなくここまで、否定的なニュアンスのことばかり書いてたような気もしますが、十分楽しい映画です。女優達はみんな輝いてます!

これを観て楽しいと思った方はぜひ、韓国オリジナル版も観て欲しい!そして、同じ時代を描いた「1987、ある闘いの真実」も観て欲しい。

ところで、自分は90年代、どんな音楽聴いてたんだろって振り返ってみたら、ソニック・ユース、ビョーク、クーラ・シェイカーとかだった。まぁ、どうでもいい話。

2018年09月23日 プーと大人になった僕

美しい映像、プーさん達の愛らしさ、シンプルな”大人のためのおとぎ話”だが、冒頭から切なく、胸がしめつけられるようだった。

変なこと言ってるかもしれないけど、モフモフ好きのおっさんだったら、この映画観ながら、無限に酒が飲める感じ!!

2018年09月17日 1987、ある闘いの真実

また今年度ベスト級作品を観てしまった…

軍事独裁国家から民主国家へ、韓国の歴史の転換点を史実を元に圧巻の群像劇で描いた大大大傑作。シリアスなメッセージ性がありつつも抜群のエンタテインメント性あり。この秋、絶対に観るべき映画!!

自分もこの時代、大学生でしたが、韓国で何が起こっているかなんてまったく知らなかったなぁ。

30年前の韓国では、権力者による記録の隠蔽、改ざん、あげくにそもそも記録しない、なんてことが行われてたってことが描かれてますが、アジアのどこかの国では現代でも同じようなことが行われてるんだって。ヤバンだよね。

あと、映画が終わった後、劇場で拍手が起こってました。

2018年09月17日 500ページの夢の束

久しぶりのダコタ・ファニング。そつなくまとめられたハートウォーミングな佳作。いくつか知ってないとピンとこないスター・トレックネタあり。

邦題はイカン。そもそも500ページではない。
あえて言うのは、主人公はページ数の1桁までこだわるタイプの人間なんだよ。だから500ページとか言うのはあり得ないのよ。

2018年09月16日 ザ・プレデター

  • 公式サイト:
  • IMDB:

2018年09月16日 愛しのアイリーン

もし、自分が誰かの母であったら?
母であらざるを得ないことの地獄。

2018年09月10日 検察側の罪人

二宮和也、吉高由里子はさすがの演技。木村拓哉は演じている役柄の人物像が良くわからないので損しているのではないか?

中盤、拳銃を調達するあたりから取ってつけたような二流の洋画風というか、劇画調というか、また、時には昔の前衛風な演出がなされたりとかでリアリテイの軸がブレブレになるのは邦画あるあるな気がする。

リアリティの軸がブレブレになる邦画にありがちな現象がどこらへんから生まれたのか、系譜をたどってみたいと、ふと思った

2018年09月06日 カメラを止めるな!

“ポン”デ・ミリオン100万人動員アツアツ舞台挨拶参加!
終了後は監督、キャストのみなさんにハイタッチしていただきました!
劇場鑑賞は6テイク目ですが、舞台挨拶は初体験です。
素晴らしい映画をありがとう!

6テイク目であらためて思ったけど、全ての登場人物のちょっとした表情や仕草が、いちいち、「あ〜、こういうキャラだったらこういう仕草するよね〜」感に満ち満ちていて、ほんと細かいとこまで愛おしい
上田監督の人物観察眼がすごいんだろうなぁ

生Maoさん見て、顔ちっちゃくてスタイル良くてびっくりした。くわえて、生で見た市原さん、背高くて顔ちっちゃくて、スタイル良くて、役者っすねぇ〜って感じだった。

2018年09月01日 判決、ふたつの希望

ささいな諍いが国を揺るがす法廷劇に…レバノンの社会と歴史を重層的な人間ドラマに凝縮する、見事な見事な映画。今年ベスト級作品がまた現れてしまった!

2018年09月01日 アントマン&ワスプ

あの愉快なヤツらにまた会えた、って感じで楽しんだんだけど、クレジット後の映像で現実に呼び戻され、絶望に突き落とされた
(いや、”現実”いうても、あくまでもあのMCU内での”現実”なんだけど)